10年後に離婚
子育て世代の母親向けの雑誌を読んでいて、次のような読者投稿があり度肝抜かれた。
内容はこんな感じ。
夫と不仲であるが、子供は小さくまた自分も経済的に自立していないため、10年後に離婚したいと考えている。今は健康と美容に気をつけて頑張っていきたいです!
なんじゃそれ。
健康と美容に気をつけていても10年後に離婚できないと思うよ。
やるべき事は経済的自立。自分でも離婚できない理由を経済的に自立してないためと書いているじゃないか。いかに面倒であったあろうとも、離婚に経済的自立は最低限必要。
離婚後に養育費を夫からもらえたとしても、子供が成人してからはもらえない。自分の食い扶持は自分で稼ぐしかないのだ。基本的なこと。
はっきり書いていないが、夫をATM扱いしているのが文面から伝わってくる。不仲の原因は書いてないのでわからないが、夫をATM扱いしているのが原因なんじゃないの? いかんでしょ、それ。
最近は、子育てや家事に協力しないことに対してATMとみなして生活しましょうみたいな話があるが、自身の精神衛生上良くないと思う。そんなんなら、前向きな気持ちで離婚を検討してみては?
変に我慢するより、しっかり準備してから離婚したらよいのでは?
先立つものがいるので経済的自立は必須。面倒でも、大変でも、やるしかない。多くの人が苦労しながらも、やっていること。その苦労をしてでも離婚したいかどうかを、いちど真剣に考えてみたが良い。
⭐️⭐️⭐️
ちなみに子連れ離婚を本気で考えている人向けの良書を一冊紹介する。子連れ離婚は自分1人の問題ではないので準備が大切。
離婚の手続きから、養育費のこと、婚姻費用や慰謝料、財産分与等お金の問題、子連れ離婚を支える支援制度などについて書いてある。
有名な本なので、図書館にも置いている可能性が高い。まずは一読してみてほしい。