便秘【乳児編】
- 症状
便秘とは、便の中の水分が少なくなり便が硬くなって出にくくなっている状態を言う。便が2から3日でないと便秘ではと心配になるが、まとめてたくさん便が出て、体重も順調に増えていれば便秘と考えなくても良い。
母乳
便秘がある場合には、体重の増えが良くない時は母乳が不足していることも考えられる。体重増加が正常だと、腹壁や腸の力が弱い可能性があり、小児科の先生に相談する。
ミルク
ミルクの濃度や哺乳量が適切かどうかを確認すること。
- 対処法
1 お腹を優しくさする。
2 マルツエキス、砂糖水、果汁等を与える。ただし果汁が効くこ子と効かない子がいる。いろいろな種類の果汁を試してみる。
3 離乳食は進んでいれば果物や野菜を加えてみる
4 綿棒浣腸する。綿棒にオリーヴ油をつけてお尻の穴をくすぐってみる。
5 イチジク浣腸をする。どうしても便が出ない時にはイチジク浣腸する。浣腸が習慣になってしまう事は無い。
- 病気が隠れている場合
まれに次のような病気が便秘の原因になっていることがある。ひどい便秘や頑固な便秘のときにはぜひ小児科に相談する。
ヒルシュスブルグ病、肛門狭窄、甲状腺機能低下症(クレチン病) 、心因性便秘症
⭐️⭐️⭐️
「お母さんに伝えたい子供の病気ホームケアガイド」を参考に記載した